クリーンブースを設置することのメリットとは?

クリーンルームのクラス(清浄度)とクリーンブースについて

クラス(清浄度)とクリーンブース クリーンルームやクリーンブースには、清浄度のクラスが定められています。
ちなみにルームとブースとは明確な分類の定義はありませんが、一部屋まるまるというのをクリーンルーム、一つの部屋の中に別途設けるのをクリーンブースと呼ぶことが多いようです。
この清浄度クラスは、1立方フィート中の大きさ5μm以上の塵芥数で表わされます。
1フィートとは約30cmであり、1立方フィートとは約30リットル程度の容積になります。
ちなみに、普通の空気、外気の清浄度はどれくらいだと思われるでしょうか。
実に清浄度10万とか100万といったレベルです。
つまり、わずか30リットル程度の容積の中に、10万とか100万といったとてつもない数の塵芥が漂っているわけです。
一般的なクリーンルーム、クリーンブースでは、例えばクラス1万、1000、100といったレベルの清浄度を実現しています。
もちろん数字が小さいほど、より清浄度の高い空気ということになります。

クリーンルームやクリーンブースで重要となるクラス(清浄度)とは

クリーンルームやクリーンブースにおいて重要とされるクラス(清浄度)とは、一定の空間中にどれだけの微粒子が浮遊しているかを表したものです。
長年使われてきた米国連邦規格が2001年に廃止され、日本工業規格(JIS規格)も2002年に国際統一規格であるISO規格と整合しましたが、業界で長く使用されてきた米国連邦規格はまだ広く使用されており、また米国連邦規格とISO規格が併用されている場合もあるので注意が必要です。
米国連邦規格では1立法フィート中の0.5μm以上の大きさの粒子の量が基準になります。
ISO規格は1㎥中の0.1μm以上の粒子の量が基準になります。
数値がより小さい方が、飛塵の少ない清浄な空間ということですが、高クラスのクリーンブースはそれだけ設備費や運転費などが高額になります。
業種、作業内容によって求められる清浄度クラスは異なりますので、クリーンブースを選ぶ際はよく検討してお選びください。

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2022/4/21 更新